冬の加齢臭対策。

アラフォーネタを友人と面白がって話をするものの、気持ちは若いし、少々体力が衰えてきたかもしれないけどまだ大丈夫！と思っていたのですが、ある冬の日に自分から加齢臭がしている気がして以来、自分の年齢に見合ったエチケットを考えるようになりました。

■自分から加齢臭がするかもしれないと思って。

ショックだったのです。本当に加齢臭がしていたかは確認が難しいのですが（自分で自分の臭いはわかりにくい為）、そう感じたからには可能性があるということ。それなら気がついた時から対策しようと決意しました。仮に加齢臭ではなかったのだとしても、対策をしておけば予防になるはずです。

■冬に感じた加齢臭。

自分で臭うかもしれないと感じたのは、冬のコートを着る季節でした。そう、コートから臭いがすると感じたのです。脱いだ後は風通しの良い場所に干してからクローゼットにしまっていましたが・・

コートはなかなか自宅で洗えない為、ほとんどの方がクリーニングに出されるかと思います。直接肌にふれることが少ない衣類なので、普通のお洋服みたいな頻度でクリーニングに出すことはないと思います。クリーニング代もややお高めなので、お金の面でも大変です。ワンシーズンに1度くらいの方がほとんどではないでしょうか。

おまけに何着も持っているものでもないと思います、会社勤めの方であれば、会社用1着、普段用に1〜2着で、合計3着程度ではないでしょうか。1着クリーニングに出してしまうと、その間の着まわしも悩ましいところです。

■そもそも加齢臭がなぜするのか。

まずは、洋服についてしまった加齢臭をなんとかするより先に、加齢臭がしないように対策したいですよね。

加齢臭は「ノネナール」という物質が原因です。資生堂が発見した物質で、皮膚上の常在菌が脂肪酸の「ヘキサセデン酸」を分解することで発生します。加齢とともに代謝が悪くなってきたり、ホルモンバランスが変わる影響で、皮膚上の脂質や老廃物が増加して、菌の繁殖や酸化が進みます。そのため、若い方より年齢が上がっていくほど臭いのリスクが高くなるのです。

■加齢臭の予防を食生活から。

年齢があがれば誰でも可能性がある加齢臭ですが、できるだけ防いでいきたいですよね。代謝の衰えの影響で皮脂が多く分泌され、それが酸化してしまうことが理由ならば、アンチエイジングで酸化を抑制したいです。

そのためには、まず脂肪の多い食事を控え、バランスの良い食生活を心がけましょう。脂っこいものばかり食べていると、皮脂も増えて結果ノネナールを大量に発生させることに繋がります。油物が好きな方はご注意を！

そして酸化を抑制するために「抗酸化物質」を摂ることをオススメします。抗酸化食品と言われるものは、ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、カテキン、ポリフェノールなどを多く含む食品です。

ビタミンCはすっぱい食品、みかん、レモン、梅干しなどに多く含まれるので判りやすいですね。

ビタミンEは、アーモンドやピーナツなどのナッツ類、魚介類、アボカド、西洋カボチャなどに多く含まれます。

βカロチンは色の濃い野菜、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、ピーマンなど緑黄色野菜に多く含まれます。

ポリフェノール・カテキンは、お茶やコーヒーに含まれます（カテキンはポリフェノールの一種で、お茶の渋み成分です）。

■加齢臭の予防を生活習慣から。

体を酸化させるものとして「ストレス」が大敵です。酸化を促進させる活性酸素が増え過酸化脂質を増やすことになり、ノネナールの発生する原因になります。

適度な運動や、ゆっくりお風呂に浸かるなど、上手な解消方法を取り入れて、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。

■加齢臭はどこからするの？

全身から分泌される可能性がありますが、臭いやすい箇所は、背中や頭皮、頭髪、脇、股間など皮脂がうきやすいところや汗をかきやすい部分が要注意です。

■臭いをさせないために。

脂質から発生するため、シャワーを浴びただけでは落ちにくいです。できるだけ浴槽に浸かってから、臭いやすい箇所を丁寧に洗いましょう。最近は加齢臭対策用のボディーソープなども開発されているので、使用するのは効果的です！

朝起きてからも、シャワーを浴びるなど汗と脂質を流して、できるだけ清潔な状態にしてから消臭スプレーを使用すると効果があります。

■加齢臭を体から臭わせない対策をしたら。

コートに臭いがつかないようにするために、できるだけ肌が直接触れないよう、汗が滲みないように対策をするのは効果があります。首や背中の汗から臭いが移る可能性があるため、タートルネックのセーターを着たり、首や背中にかけてスカーフをかけたりするだけで、ある程度リスクを軽減できます。

■服についた加齢臭どうしても気になったら。

やっぱりクリーニングに出しましょう！

でも、あまり神経質になりすぎないことも大切です。気にしすぎてストレスになってしまっては、本末転倒ですから。

これから寒くなってきますので、今から対策したいですね。
参考にしてみてください。